B2B – Data Exchange Service

 今回は我々一般人には全くと言って良いほど知られていませんが、B2B(企業間)商取引のシステムの世界では大活躍しているGXSという会社についてです。


opentext website

 GXSは2014年に「opentext(オープンテキスト)」という会社に買収され、その事業の一つとして存在していますが、B2Bの世界では非常に重要なお仕事をしています。

 各企業はそれぞれのビジネスや内情に合わせてカスタマイズされたデータフォーマットでデータを持っています。しかし、システム間連携が求められる昨今ではこのような異なるデータフォーマット間の帳尻を合わせることが必要となります。この帳尻合わせは「webMethods Integration Server」や「Microsoft Biztalk」のような、データの送受信どちらか側に自前で持ったデータ変換用サーバーで行う方法の他に、外部のデータ変換サービスに仲介してもらうことでも実現できます。そのようなデータ変換サービスの一つが「GXS(Global Exchange Service)」です。

 GXSはアメリカ東海岸に拠点を置く企業ですが、アメリカだけでなく世界中の大企業に使われており、日本ではヤマト運輸やトヨタ自動車にも使われていて、膨大な企業間通信のデータの仲介を行っています。

 私もGXSのユーザーで、アメリカ本社の副社長に直接会って相談したことがあるのですが、唯一の弱点は「あくまでも入力を出力に変換する機能を請け負うのみで、ウェブサーバーの持つ機能は一切提供しない」というところでした。つまり、B2Bの世界でデータ連携を行う際には複数の通信を単一のセッション下の通信として扱いたい場合があるのですが、これはGXSでは提供してもらえず自前でデータ変換システムを作ったことがありました。


このような「縁の下の力持ち」の企業が社会をシームレスにつないでいることを考えると世の中の見方が変わります。

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