Online Commerce - Shipping

Shipping – 国ごとの特徴

 今回は配送が必要な商品を日本国外へ販売して発送する際の注意点についての話です。


 海外発送を行うネット販売を運用する際は「貨物が非常に届きにくい国」があることに注意しましょう。

1. 住所が無い

ボリビア(南米)、アラブ首長国連邦(中東)、カタール(中東)ウガンダ(アフリカ)などの国には住所制度が無かったり未成熟であったりします。ですので、海外から配送するのは至難の技です。聞くところによると、ボリビアでは住所として「町の大通りにあるバオバブの木を右に入って、まっすぐ行ったところにある人面岩の裏にある○○さん」のような記述をして荷物が届くとのこと。

2. 送れないものがある

 有名なところでは、「動物性食品や植物の種子は持ち込めない(アメリカ)」というものや、「お酒を通常は持ち込めない(中東のイスラム諸国、特にシーア派が主導権を取るイランなど)」といったルールがあります。その他にもシンガポールにはガムを持ち込んではいけないし、マレーシアへ海外製の電気製品を持ち込む際には非常に高い税金が課されるなどの特徴があります。これらを予め知っておかないと、発送した後でトラブルを招きます。

3. 送料の計算が非常にややこしい国がある

 私が個人的に配送先として指定したく無いと感じたのは「インド」と「インドネシア」です。インドは州(例 アンドラプラデッシュやケララ)ごとに制度が異なるうえに届くか届かないか不明なエリアが多すぎる。インドネシアは国土が数多の島に分かれているので配送料の計算が非常にややこしいうえに説明を読んでも現地の地の利に通じていないと理解できない。この2つの国は経済発展著しい国として知られますが、発送先にはしたく無い国です。


 ネットで受注はできても発送後にトラブルになるケースがあります。そのような地域からの発注は予めできないようにしておきましょう。WordPressのWooCommerceやMagentoであれば配送先地域のNG設定を行えます。

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