19. サプライチェーンコラボレーション

cXML は、オーダー、請求書処理、出荷、品質通知、および承認申請などのサプライチェーンタスクでバイヤーがサプライヤとコラボレーションを行えるいくつかのドキュメントの種類を提供します。以下の項では、これらの cXML ドキュメントについて説明します。

19.1 ProductActivityMessage

19.1.1 ProductActivityHeader
19.1.2 ProductActivityDetails
19.1.2.1 ResourceID
19.1.2.1.1 InputItemID
19.1.2.1.2 OutputItemID
19.1.2.2 Classification
19.1.2.3 ForecastDetails
19.1.2.4 Contact
19.1.2.5 Inventory
19.1.2.6 ConsignmentInventory
19.1.2.7 TimeSeries
19.1.2.7.1 Forecast
19.1.2.8 PlanningTimeSeries
19.1.2.9 InventoryTimeSeries
19.1.2.10 ConsignmentMovement
19.1.2.11 SalesReport

19.2 ComponentConsumptionRequest

19.2.1 ComponentConsumptionHeader
19.2.2 ComponentConsumptionPortion
19.2.2.1 ComponentConsumptionItem

19.3 ProductReplenishmentMessage

19.3.1 ProductReplenishmentHeader
19.3.2 ProductReplenishmentDetails
19.3.2.1 ReplenishmentTimeSeries
19.3.2.1.1 TimeSeriesDetails

19.4 QualityNotificationRequest

19.4.1 QualityNotificationRequestHeader
19.4.1.1 QualityInspectionRequestReference
19.4.1.2 QNCode
19.4.1.3 QNNotes
19.4.1.4 RequestedProcessingPeriod
19.4.1.5 MalfunctionPeriod
19.4.1.6 ComplainQuantity
19.4.1.7 QualityNotificationTask
19.4.1.8 QualityNotificationActivity
19.4.2 QualityNotificationRequestItem
19.4.2.1 OwnerInfo
19.4.2.2 AdditionalQNInfo
19.4.2.3 QualityNotificationCause
19.4.3 品質通知の例
19.4.3.1 サプライヤによって作成された品質通知
19.4.3.2 バイヤーによって作成された品質通知

19.5 QualityInspectionRequest

19.5.1 QualityInspectionRequestHeader
19.5.1.1 SampleDefinition
19.5.2 QualityInspectionRequestDetail
19.5.2.1 QualityInspectionCharacteristic
19.5.2.1.1 AllowedValues
19.5.2.1.2 ExpectedResult

19.6 QualityInspectionResultRequest

19.6.1 QualityInspectionResultRequestHeader
19.6.1.1 QualityInspectionRequestReference
19.6.1.2 QualityInspectionQuantity
19.6.2 QualityInspectionResultRequestDetail
19.6.2.1 QualityInspectionValuation
19.6.2.1.1 QualitySampleResult

19.7 QualityInspectionDecisionRequest

19.7.1 QualityInspectionDecisionDetail
19.7.1.1 QualityInspectionResultReference
19.7.1.2 QualityInspectionLotStock

19.8 ApprovalRequest

19.8.1 ApprovalRequestHeader
19.8.2 AcceptanceItem
19.8.2.1 DeviationReason
19.8.2.2 AcceptanceItemDetail
19.8.2.2.1 AcceptanceScheduleDetail
19.8.3 ApprovalItem

19.9 SalesOrderRequest

19.9.1 SalesOrderHeader

19.1 ProductActivityMessage

ProductActivityMessage 要素は、在庫、預託品移動、および予測に関する情報をバイヤーの ERP システムから送信します。バイヤーから提供される在庫概要ビューには、サプライヤへの出庫済み構成品目が含まれます。提供される情報は、特定時点での構成品目の在庫および予測状況のスナップショットです。預託品移動情報は、預託品在庫から顧客の在庫への品目の移動を表しています。ProductActivityMessage 要素の構造は次のとおりです。

注記
ProductActivityDetails には、ConsignmentInventory の代わりに Inventory 要素を含めることができます。

ProductActivityMessage には次の属性があります。

属性説明
subcontractingIndicatorメッセージのデータが外注に関連するかどうかを示します (yes または no)。

ProductActivityMessage には以下の要素が含まれます。

要素説明
ProductActivityHeader
(必須)
製品活動メッセージヘッダーが含まれます。「ProductActivityHeader [456 ページ]」を参照してください。
ProductActivityDetails
(必須)
単一構成品目の在庫、製品予測の詳細、またはその製品の預託品移動を表します。「ProductActivityDetails [456 ページ]」を参照してください。
Extrinsicこの ProductActivityMessage 要素の追加情報が含まれます。

次の例は、サプライヤ管理在庫プロセスの詳細で使用される ProductActivityMessage です。

能力計画で使用される ProductActivityMessage の例を以下に示します。

19.1.1 ProductActivityHeader

ProductActivityHeader は、ProductActivityMessage のヘッダー要素です。この要素には、次の属性があります。

属性説明
messageID
(必須)
この特定の製品活動メッセージの ID。
creationDateこの製品活動メッセージが作成された日時。
processTypeこのメッセージによってサポートされるビジネスプロセスを識別します。使用可能な値は次のとおりです。
● SMI – サプライヤ管理在庫 (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
● OEM – OEM 所有在庫シナリオ (Inventory、ConsignmentInventory、TimeSeries、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
● VMI – ベンダ管理在庫 (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
● 3PL – サードパーティロジスティクス在庫シナリオ (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
● ManufacturingVisibility – 契約製造メーカー共有在庫の表示/非表示(Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
● Forecast – 予測コラボレーション (TimeSeries、PlanningTimeSeries)。
● Consignment – 預託品品目の移動 (ConsignmentInventory、ConsagnmentMovement)。
● Sales – 売上レポートの表示/非表示 (SalesReport)。
● POC – 注文書コラボレーションシナリオ (Inventory、ConsignmentInventory、TimeSeries、PlanningTimeSeries)。
● Capacity – 能力計画シナリオ (PlanningTimeSeries)。
● Other – その他のコラボレーションシナリオ。

19.1.2 ProductActivityDetails

ProductActivityDetails 要素は、単一構成品目の在庫、製品予測の詳細、またはその製品の預託品移動を表します。この要素には、次の属性があります。

属性説明
status計画プロセスで使用された品目が “active”、”inactive”、または “deleted” であるかを示します。

ProductActivityDetails には以下の要素が含まれます。

要素説明
ItemID | ResourceID
(必須)
● ItemID – サプライヤバックエンドシステムまたはバイヤーバックエンドシステムにおける構成品目の一意の ID。「ItemID [90 ページ]」を参照してください。
● ResourceID – 機器や製造ラインなど、製造中に活用される生産設備の一意のID。「ResourceID [458 ページ]」を参照してください。
Description構成品目の説明。
Classification品目が類似するカテゴリにグループ化されます。「ClDssificDtion [459 ページ]」を参照してください。
SerialNumberInfo明細に必要なシリアル番号情報を表します。構成品目在庫の場合、SerialNumberInfo@type は 「list」または「range」である必要があります。「SerialNumberInfo [176 ページ]」を参照してください。
ForecastDetails品目の予測の累計の開始と終了日を定義します。「ForecastDetails [460 ページ]」を参照してください。
LeadTimeお届け日数。
PlannedAcceptanceDaysバイヤーがスケジュールした商品を受け取ってから検査を行うまでの日数。
ManufacturerPartID品目の製造メーカーが品目を識別するために使用する ID。
ManufacturerName品目の製造メーカー名です。
ReferenceDocumentInfo参照されるドキュメントの詳細が含まれます。「ReferenceDocumentInfo [132 ページ]」を参照してください。
Characteristicさまざまな業種にわたって使用できる品目に関する詳細情報が含まれます。これを使用して品目の特徴を送信し、選定可能品目の処理に役立てることもできます。
Batch商品または品目のバッチ情報。この情報には ID および特徴が含まれます。「Batch [184ページ]」を参照してください。
Contact行われている製品活動までの所在地。「Contact [460 ページ]」を参照してください。
UnitPrice品目の単位あたりの価格。
Inventoryバイヤーが保有し、所有権を持ち、管理している在庫です。「Inventory [460 ページ]」を参照してください。
ConsignmentInventoryバイヤーが保有するものの、サプライヤが所有権を持つ在庫です。「ConsignmentInventory [462 ページ]」を参照してください。
TimeSeries予測データの時系列を表します。「TimeSeries [463 ページ]」を参照してください。
PlanningTimeSeriesサプライヤおよびその他のパートナーに重要なビジネス情報の可視性を提供するバイヤー ERP システムからの計画情報が含まれます。「PlanningTimeSeries [463 ページ]」を参照してください。
InventoryTimeSeriesバイヤーの計画システムによって生成された見込み在庫、安全在庫、および目標在庫レベルをサポートする時間間隔で在庫データを提供します。「InventoryTimeSeries [465ページ]」を参照してください。
ConsignmentMovementこの製品の預託品移動情報を記述します。「ConsignmentMovement [467 ページ]」を参照してください。
ConsignmentMovementこの製品の預託品移動情報を記述します。「ConsignmentMovement [467 ページ]」を参照してください。
SalesReport品目レベルの売上レポートに関する情報が含まれます。「SalesReport [468 ページ]」を参照してください。
UnitOfMeasure明細レベルでの在庫/予測/預託品数量の数量単位。これは明細全体に適用され、時系列の数量の通常設定の数量単位として使用されます。
Extrinsicこの ProductActivityDetails 要素の追加情報が含まれます。
19.1.2.1 ResourceID

機器や製造ラインなど、製造中に活用される生産設備の一意の ID が含まれます。ResourceID には以下の要素が含まれます。

要素説明
SupplierResourceID
(必須)
製造中にサプライヤが活用するプラント、機器、またはその他の生産設備を一意に識別します。
ResourceTypeResourceID が属するリソースカテゴリを特定します。
InputItemID製造プロセス中にリソースが消費する品目を一意に識別します。「InputItemID [459 ページ]」を参照してください。
OutputItemID製造プロセス中にリソースが製造する品目を一意に識別します。「OutputItemID [459ページ]」を参照してください。
IdReferenceID 参照を定義します。識別子/ドメインのペアは、それぞれの取引先との取引関係 (バイヤー企業およびサプライヤ) において一意であることが必要です。
19.1.2.1.1 InputItemID

製造プロセス中にリソースが消費する品目を一意に識別します。InputItemID には以下の要素が含まれます。

要素説明
ItemID品目の一意の ID が指定されます。
19.1.2.1.2 OutputItemID

製造プロセス中にリソースが製造する品目を一意に識別します。OutputItemID には以下の要素が含まれます。

要素説明
ItemID品目の一意の ID が指定されます。
19.1.2.2 Classification

品目が類似するカテゴリにグループ化されます。通常は、選択した品目ごとに UNSPSC (United Nations Standard Products and Services Code) 商品分類コードが一覧表示されます。これらのコードは、バイヤーおよびサプライヤ組織内で、経理やレポート作成のためバックエンドシステムで使用されます。UNSPSC コードの一覧については、www.unspsc.org を参照してください。Classification@domain を使用して、バックエンドシステムで使用される製品階層および商品分類情報を指定することもできます。たとえば、SAP ERP では以下の domain 値がサポートされています。

  • MaterialGroup
  • LineOfBusiness
  • ProductFamily
  • ProductSubFamily
  • InternalProgramCode
  • ExternalProgramCode
  • PartCategory
  • PartType

    Classification には、任意設定の code 属性があります。これに指定されたコードで商品分類が識別されます。

    19.1.2.3 ForecastDetails

    ForecastDetails 要素は、品目の予測の累計の開始日と終了日を定義します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    cumulativeStartDate開始日。この日から予測および確定の累計値が計算されます。提供されない場合、品目の予測の累計は、予測データが存在する最早日に開始されます。
    cumulativeEndDate終了日。この日まで予測および確定の累計値が計算されます。
    19.1.2.4 Contact

    行われている製品活動までの所在地。「Contact [120 ページ]」を参照してください。この要素に適している Contact の役割は、”locationFrom” および “locationTo” のみです。

    ● “locationFrom” は、サプライヤシステムで使用され、バイヤーが通知した ERP ベンダ ID またはベンダ所在地を決定できます。
    ● “locationTo” は、サプライヤシステムで使用され、製品需要が発生するバイヤーの所在地を決定できます。

    IdReference には、”buyerLocationID”、”supplierLocationID”、または “storageLocation” に設定された domain属性を含め、プラント ID に設定された identifier 属性を含める必要があります。Description 要素には、プラントの説明を含める必要があります。

    次の例は、ProductActivityDetails の Contact 要素を示しています。

    19.1.2.5 Inventory

    バイヤーが保有し、所有権を持ち、管理している在庫です。Inventory には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    SubcontractingStockInTransferQuantity特別な移動の種類を使用して、外注の種類のベンダに転送された在庫の数量。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    UnrestrictedUseQuantity利用可能在庫である在庫の数量。これは、プラント/保管場所で常に利用できる実在庫であり、在庫移動で消費でき、資材所要量計画で使用できます。この要素には quantity属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    BlockedQuantity保留在庫である在庫の数量。これは利用可能在庫としてカウントされません。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    QualityInspectionQuantity品質検査中の在庫の数量。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    PromotionQuantityプロモーションのために予約されている在庫の数量。この要素には quantity 属性とUnitOfMeasure 要素が含まれます。
    StockInTransferQuantityプラント間または 1 つの会社コードから別の会社コードに移動中の在庫の数量。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    IncrementQuantity在庫を増加 (追加) するために使用される数量。この要素には quantity 属性とUnitOfMeasure 要素が含まれます。
    RequiredMinimumQuantity在庫を維持する必要がある最小在庫レベル。この要素には quantity 属性とUnitOfMeasure 要素が含まれます。
    RequiredMaximumQuantity在庫を維持する必要がある最大在庫レベル。この要素には quantity 属性とUnitOfMeasure 要素が含まれます。
    StockOnHandQuantity顧客、所在地、および品目に基づいて、在庫の種類ごとに計算された値。この要素にはquantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    WorkInProcessQuantity製造プロセスを開始し、原材料在庫に含まれなくなった在庫で、まだ製品が完成していない在庫。貸借対照表では、製品の完成に向けて支払いが行われているため、仕掛品(WIP) は資産とみなされます。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    IntransitQuantity輸送中在庫は、出庫プラントの在庫から取り出され、まだ入庫プラントに到着していない品目の数量です。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    ScrapQuantityこの数量は、品目が構成品目である場合に製造中に発生すると思われる、品目の廃棄を表します。この要素には quantity 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    OrderQuantity顧客がオーダーする必要がある数量範囲を指定します。オーダー入力時にオーダー数量が必要な数量範囲内でない場合は、取引先に通知されます。この要素には minimum および maximum 属性と UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    DaysOfSupply製品不足または高すぎる在庫レベルを回避するために、在庫および入庫が商品補充に対応できる期間を指定します。この要素には、minimum および maximum 属性が含まれます。在庫日数がしきい値を上回ったり、下回ったりした場合に、補充提案が発行されます。

    以下に Inventory の例を示します。

    19.1.2.6 ConsignmentInventory

    バイヤーが保有するものの、サプライヤが所有権を持つ在庫です。ConsignmentInventory には以下の要素が含まれます。

    ● SubcontractingStockInTransferQuantity
    ● UnrestrictedUseQuantity
    ● BlockedQuantity
    ● QualityInspectionQuantity
    ● PromotionQuantity
    ● StockInTransferQuantity
    ● IncrementQuantity
    ● RequiredMinimumQuantity
    ● RequiredMaximumQuantity

    19.1.2.7 TimeSeries

    TimeSeries 要素は、予測データの時系列を表します。この要素には type 属性が含まれます。利用できる type 値は、”demand” または “orderForecast” です。TimeSeries には 1 つの要素 Forecast が含まれます。

    19.1.2.7.1 Forecast

    Forecast 要素は、特定期間の製品の予測数量を表します。以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Period
    (必須)
    予測期間の開始日と終了日を定義します。
    ForecastQuantity
    (必須)
    予測数量。
    UnitPrice予測数量の単位当たりの価格。
    Extrinsicこのオブジェクトに関連するすべての追加情報が含まれます。
    19.1.2.8 PlanningTimeSeries

    サプライヤおよびその他のパートナに重要なビジネス情報の可視性を提供するバイヤー ERP システムからの計画情報が含まれます。PlanningTimeSeries には次の属性があります。

    属性説明
    type
    (必須)
    時系列の種類を識別するための文字列値。使用可能な値は次のとおりです。
    ● grossdemand – 在庫および受領を考慮せずに、需要とみなされる数量。
    ● netdemand – 計画出力に基づいて算出された利用可能な在庫および受領に基づいて決定された数量。
    ● supplyPlan – サプライ計画に基づいて需要に応じて算出された数量。
    ● longtermforecast – 履歴傾向に基づいて算出された予測数量。
    ● constrainedforecast – 予測 (制約あり) のサプライ制約結果によって制限される場合の予測 (制約なし)。
    ● capacitydemand – 特定のリソースから要求されている製造出力の数量。
    ● custom – バイヤー固有のビジネス値は、customType 文字列で表される可能性があります。
    customType“NARegionalForecast” などのバイヤー定義のカスタムタイプを含めるための文字列。

    PlanningTimeSeries には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    TimeSeriesDetails
    (必須)
    特定期間の製品の数量に関する製品補充情報が含まれます。「TimeSeriesDetails [484 ページ]」を参照してください。

    以下の例は、PlanningTimeSeries 要素の使用例です。

    19.1.2.9 InventoryTimeSeries

    InventoryTimeSeries は、バイヤーの計画システムによって生成された見込み在庫、安全在庫、および目標在庫レベルをサポートするために、時間間隔で在庫データを提供します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    type
    (必須)
    在庫の種類。使用可能な値は次のとおりです。
    ● targetStock – 顧客サービスレベルに基づいた、需要を満たすために必要な数量。
    ● projectedStock – 需要供給の在庫残高を反映する計算された在庫数量。
    ● safetyStock – 欠品のリスクを軽減するために必要な在庫数量。
    ● minimumStock – サプライヤが特定の期間に管理する必要がある在庫の最低必須数量。
    ● maxixumStock – サプライヤが特定の期間に管理する必要がある在庫の最高必須数量。

    InventoryTimeSeries には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    TimeSeriesDetails
    (必須)
    特定の期間の製品の数量に関する製品補充情報が含まれます。「TimeSeriesDetails[484 ページ]」を参照してください。

    次の例は、 ProductActivityDetails での InventoryTimeSeries の使用を示します。

    19.1.2.10 ConsignmentMovement

    この製品の預託品移動情報です。ConsignmentMovement には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ProductMovementItemIDInfo
    (必須)
    移動ドキュメントにおける明細の参照です。
    InvoiceItemIDInfo移動品目に対してバイヤーが作成した請求書の明細です。
    ReferenceDocumentInfo預託品購買プロセスで参照されるドキュメント (注文書、分納契約、出荷通知、および受領書など) の詳細が含まれます。「ReferenceDocumentInfo [132 ページ]」を参照してください。
    MovementQuantity
    (必須)
    預託品移動で移動された数量。
    SubtotalAmount
    (必須)
    現在の明細の請求書の小計。
    UnitPrice手数料が適用される価格。
    Extrinsicこの預託品移動の追加情報が含まれます。

    次の例は、ConsignmentMovement 要素を示しています。

    19.1.2.11 SalesReport

    品目レベルの売上レポートに関する情報が含まれます。SalesReport には次の属性があります。

    属性説明
    salesDate販売の日付。
    lineNumber
    (必須)
    売上レポートの品目の明細番号。

    SalesReport には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Period
    (必須)
    品目の販売の開始日および終了日。
    SalesQuantity
    (必須)
    販売された品目の数量。
    ReturnQuantity返品された品目の数量。
    Total明細の売上レポート合計。
    PromotionVariantID商品の 1 つまたは一部のバリアントのみが推奨される場合に、特定の ID が指定されます。製品バリアントは、製品の特性 (色や形状など) を指定する特定のコードです。
    Commentsこの売上レポート明細に関連付けられたコメント。

    以下は、SalesReport を含む ProductActivityMessage の例です。

    19.2 ComponentConsumptionRequest

    ComponentConsumptionRequest は、注文品の製造時の構成品目の消費についてレポートするために、サプライヤからバイヤーに送信されるデータです。ComponentConsumptionRequest 要素の構造は次のとおりです。

    ComponentConsumptionRequest には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ComponentConsumptionHeader
    (必須)
    含まれるすべての部分に共通するこの構成品目消費に関する情報が含まれます。「ComponentConsumptionHeader [470 ページ]」を参照してください。
    ComponentConsumptionPortion特定のオーダーまたは分納契約のすべての構成品目消費の詳細が含まれます。「ComponentConsumptionPortion [470 ページ]」を参照してください。

    19.2.1 ComponentConsumptionHeader

    ComponentConsumptionHeader には、含まれるすべての部分に共通するこの構成品目消費に関する情報が含まれます。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    consumptionID
    (必須)
    この特定の構成品目消費ドキュメントの ID。
    operation構成品目消費ドキュメントの処理モード。通常は “new” に設定されています。更新処理および削除処理は、このドキュメントではサポートされません。
    referenceDocumentID消費がレポートされる参照作業指図の ID。
    creationDateこの構成品目消費ドキュメントが作成された日時。
    lastChangeDateこの構成品目消費ドキュメントが最後に変更された日時。

    ComponentConsumptionHeader には以下の要素が含まれます。

    Comments

    Comments 要素の一覧には、この構成品目消費ドキュメントに関する追加情報を含めることができます。そうしたすべてのデータは、ユーザーが使用することを目的としています。Comments 一覧内の要素は任意の順序で指定できます。xml:lang 属性の場合、一覧内の複数の Comments 要素に同じ値を含めることができます。特定の xml:lang 値を含むComments のセットには、一覧内のその他の xml:lang の値と同じコンテンツを含める必要があります。

    Extrinsic

    Extrinsic 要素の一覧を使用して、ComponentConsumptionRequest 要素に関する追加データを挿入します。

    19.2.2 ComponentConsumptionPortion

    特定のオーダーまたは分納契約のすべての構成品目消費の詳細が含まれます。ComponentConsumptionPortion には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    OrderReference
    (必須)
    構成品目消費がレポートされる注文書を識別します。「OrderReference [296 ページ]」を参照してください。
    MasterAgreementReference | MasterAgreementIDInfo任意設定のフィールド。分納契約ドキュメントへの参照、または構成品目消費が分納契約リリースから生成された場合はその ID が含まれます。
    ComponentConsumptionItem指定されたオーダー参照のすべての消費品目の詳細が含まれます。「ComponentConsumptionItem [471 ページ]」を参照してください。
    ExtrinsicComponentConsumptionPortion 要素の追加情報が含まれます。
    19.2.2.1 ComponentConsumptionItem

    ComponentConsumptionItem 要素は、指定されたオーダー参照のすべての消費品目の詳細を取得します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    poLineNumber
    (必須)
    この消費品目に関連付けられている注文書明細番号。
    completedIndicator“yes” に設定すると、注文書の品目に対する消費レポートが完了したことを示します。
    quantity消費される構成品目の数量。

    ComponentConsumptionItem には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ItemID
    (必須)
    サプライヤバックエンドシステムまたはバイヤーバックエンドシステムにおける構成品目の一意の ID。
    UnitOfMeasure製品を梱包または出荷する方法が記述されます。数量単位の共通コードである UN/CEFACT 単位に準拠している必要があります。参照資料 www.unece.org/cefact/codesfortrade/codes_index.html を参照してください。
    Batch1 回の生産実行で生産される品目または製品のバッチ情報。「Batch [184 ページ]」を参照してください。
    Contact「Contact [120 ページ]」を参照してください。ComponentConsumptionItem のコンテキストでは、通常含まれるロールは、”BuyerParty”、”ProductReceipentParty”、”ShipFromLocation”、または “ShipToLocation” です。
    Comments任意設定のコメントまたは説明。「コメント [123 ページ]」を参照してください。
    ComponentConsumptionDetails特定の注文書明細の構成品目消費の詳細を取得します。「ComponentConsumptionDetails [472 ページ]」を参照してください。
    ScrapQuantity品目が構成品目である場合に製造中に発生すると思われる品目の廃棄数量。この要素には、必須の quantity 属性と任意設定の UnitOfMeasure 要素が含まれます。
    例:
    AssetInfo商品の出荷における個別の品目に対して資産管理番号またはシリアル番号を提供します。
    「AssetInfo [332 ページ]」を参照してください。
    Extrinsicこのオブジェクトに関連するすべての追加情報が含まれます。

    以下に ComponentConsumptionItem の例を示します。

    ComponentConsumptionDetails

    特定の注文書明細の構成品目消費の詳細を取得します。ComponentConsumptionDetails には次の属性があります。

    属性説明
    lineNumber現在の消費詳細の構成品目の位置。
    quantity
    (必須)
    消費される構成品目の数量。
    typeサプライヤが品目を消費しなくなる可能性がある在庫移動の種類。使用可能な値は次のとおりです。
    ● blocked – この在庫に値は割り当てられず、消費することはできません。
    ● qualityRestricted – この在庫は要件を満たしていないため利用できません。本稼動で消費することはできません。
    ● scrapped – この在庫は期限切れであるか、物流処理中に品目が破損しました。
    usageサプライヤがオーダーに一覧表示されている構成品目を使用するかどうかを指定します。オーダーの確認時にのみ使用されます。使用可能な値は yes (または指定なし) またはno です。ほかのコンテキストでは、usage は使用されません。たとえば、構成品目消費のレポート時には、代わりに type を使用します。

    ComponentConsumptionDetails には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Product
    (必須)
    消費される構成品目のサプライヤおよびバイヤー品目 ID。
    UnitOfMeasure
    (必須)
    製品を梱包または出荷する方法が記述されます。数量単位の共通コードである UN/CEFACT 単位に準拠している必要があります。参照資料 www.unece.org/cefact/codesfortrade/codes_index.html を参照してください。
    BuyerBatchID消費される構成品目のバイヤーによって提供されるバッチ ID。
    SupplierBatchID消費される構成品目のサプライヤによって提供されるバッチ ID。「SupplierBatchID または Batch [332 ページ]」を参照してください。
    ReferenceDocumentInfo参照されるドキュメントに関する情報が含まれます。「ReferenceDocumentInfo [132 ページ]」を参照してください。
    AssetInfo消費された構成品目の資産情報の一覧。これらの要素の数量は、少なくとも 1 つの要素が指定されている場合、消費された構成品目の数量と一致する必要があります。
    Dimension品目の次元が指定されます。「Dimension [182 ページ]」を参照してください。
    ExtrinsicExtrinsic 要素の一覧を使用して、ComponentConsumptionDetails 要素に関する追加データを挿入します。

    以下に ComponentConsumptionDetails の例を示します。

    Extrinsic

    Extrinsic 要素の一覧を使用して、ComponentConsumptionItem 要素に関する追加データを挿入します。

    19.3 ProductReplenishmentMessage

    バイヤーに以下の種類のメッセージを伝達します。

    ● 製造および計画関連の情報 (製造委託のプロセスを含む)
    ● 在庫の詳細 (製造委託およびサプライヤ管理在庫のプロセスを含む)
    ● 予測の確認 (サプライヤの制約に関する重要情報を含む)

    ProductReplenishmentMessage 要素の構造は次のとおりです。

    ProductReplenishmentMessage には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ProductReplenishmentHeader
    (必須)
    製品補充メッセージヘッダーが含まれます。「ProductReplenishmentHeader[481 ページ]」を参照してください。
    ProductReplenishmentDetails
    (必須)
    製品の製品補充情報が含まれます。「ProductReplenishmentDetails [481 ページ]」を参照してください。
    Extrinsicこの ProductReplenishmentMessage 要素の追加情報が含まれます。

    次の例は、生産計画で使用される ProductReplishmentMessage です。

    次の例は、在庫の詳細で使用される ProductReplishmentMessage です。

    次の例は、予測の確認で使用される ProductReplishmentMessage です。

    能力計画で使用される ProductReplishmentMessage の例を以下に示します。

    19.3.1 ProductReplenishmentHeader

    製品補充ヘッダーが含まれます。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    messageID
    (必須)
    この製品補充メッセージの ID。
    creationDateこの製品補充メッセージが作成された日時。
    processTypeこのメッセージによってサポートされるビジネスプロセスを特定します。使用可能な値は次のとおりです。
    ● SMI – サプライヤ管理在庫 (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
    ● OEM – OEM 所有在庫シナリオ (Inventory、ConsignmentInventory、TimeSeries、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
    ● VMI – ベンダ管理在庫 (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
    ● 3PL – サードパーティロジスティクス在庫シナリオ (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
    ● ManufacturingVisibility – 契約製造メーカー共有在庫の表示/非表示 (Inventory、ConsignmentInventory、PlanningTimeSeries、InventoryTimeSeries)。
    ● Forecast – 予測コラボレーション (TimeSeries、PlanningTimeSeries)。
    ● Consignment – 預託品品目の移動 (ConsignmentInventory、ConsagnmentMovement)。
    ● Sales – 売上レポートの表示/非表示 (SalesReport)。
    ● POC – 注文書コラボレーションシナリオ (Inventory、ConsignmentInventory、TimeSeries、PlanningTimeSeries)。
    ● Capacity – 能力計画シナリオ (PlanningTimeSeries)。
    ● Other – その他のコラボレーションシナリオ。

    19.3.2 ProductReplenishmentDetails

    製品の製品補充情報が含まれます。ProductReplenishmentDetails には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ItemID | ResourceID
    (必須)
    ● ItemID – サプライヤバックエンドシステムまたはバイヤーバックエンドシステムにおける構成品目の一意の ID。「ItemID [90 ページ]」を参照してください。
    ● ResourceID – 機器や製造ラインなど、製造中に活用される生産設備の一意のID。「ResourceID [458 ページ]」を参照してください。
    Description構成品目の説明。
    LeadTimeお届け日数。
    PlannedAcceptanceDaysバイヤーがスケジュールした商品を受け取ってから検査を行うまでの日数。
    ManufacturerPartID品目の製造メーカーが品目を識別するために使用する ID。
    ManufacturerName品目の製造メーカー名です。
    ReferenceDocumentInfo参照されるドキュメントの詳細が含まれます。「ReferenceDocumentInfo [132 ページ]」を参照してください。
    Characteristicさまざまな業種にわたって使用できる品目に関する詳細情報が含まれます。これを使用して品目の特徴を送信し、選定可能品目の処理に役立てることもできます。
    Batch商品または品目のバッチ情報。この情報には ID および特徴が含まれます。「Batch [184ページ]」を参照してください。
    Contactサプライヤの連絡先情報。複数の Contact 要素を指定できます。
    UnitPrice品目の単位あたりの価格。
    Inventoryバイヤーが保有し、所有権を持ち、管理している在庫です。「Inventory [460 ページ]」を参照してください。
    ConsignmentInventoryバイヤーが保有するものの、サプライヤが所有権を持つ在庫です。「ConsignmentInventory [462 ページ]」を参照してください。
    ReplenishmentTimeSeries特定期間の製品の製品補充数量が含まれます。「ReplenishmentTimeSeries [483 ページ]」を参照してください。
    Comments数量が確定されている品目に対して提供されるコメント。
    UnitOfMeasure明細レベルでの在庫/予測/預託品数量の数量単位。これは明細全体に適用され、時系列の数量の通常設定の数量単位として使用されます。
    Extrinsicこの ProductReplenishmentDetails 要素の追加情報が含まれます。

    ProductReplenishmentDetails の例を次に示します。

    19.3.2.1 ReplenishmentTimeSeries

    特定期間の製品の製品補充数量。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    type
    (必須)
    補充オーダーの種類。使用可能な値は次のとおりです。
    ● manufacturingOrder – 製造プロセスを開始して、原材料から完成品の状況まで製造の状況を追跡するオーダー。
    ● purchaseOrder – バックエンド ERP システムからの外注注文書。
    ● supplierForecast – バックエンド ERP システムにおける需要供給状況に基づいて、サプライヤによって作成される予測。通常、サプライヤは、完成品需要に基づいて構成品目の予測を作成します。
    ● shipment – サプライヤの所在地および顧客の所在地から依頼された数量を出荷するためのサプライヤ出荷数量。
    ● projectedStock – 当日の終わり時点で所在地で利用できると想定される在庫。
    ● firmReceipt – 顧客からの総需要に対応するために、サプライヤが期間内に顧客に納品する予定の合計数量。
    ● plannedReceipt – バイヤーの原正味需要に対応するために、サプライヤが期間内に顧客に納品する予定の合計数量。これは予定数量であり、変更されることがあります。
    ● forecastConfirmation – 顧客からの総需要に対応するために、サプライヤが期間内に顧客に納品する予定の合計数量。
    ● capacityConfirmation – サプライヤが達成を約束している特定リソースの製造出力の数量。
    ● capacityShiftRuns – 特定の製造リソースが実行できるシフトの数。
    customType“BuildQuantity” などのバイヤー定義のカスタムタイプを含めるための文字列。

    ReplishmentTimeSeries には、1 つまたは複数の TimeSeriesDetails 要素が含まれます。「TimeSeriesDetails [484 ページ]」を参照してください。

    19.3.2.1.1 TimeSeriesDetails

    特定期間の製品の数量に関する製品活動または製品補充情報が含まれます。TimeSeriesDetails には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Period
    (必須)
    予測回答の開始日と終了日。
    TimeSeriesQuantity | TimeSeriesValue | TimeSeriesAmount次のいずれかの要素を入力します。
    ● TimeSeriesQuantity – 特定の種類の補充時系列に関連付けられた数量が含まれます。この要素には、UnitOfMeasure 要素と quantity 属性が含まれます。
    ● TimeSeriesValue – 時系列に関連付けられた汎用値が含まれます。これは、数値以外の値 (優先度など) に使用できます。これは、TimeSeries.type 属性で指定されたキー数値と密結合されます。
    ● TimeSeriesAmount – 時系列に関連付けられた汎用値が含まれます。これは、金額または価格ベースの値に使用できます。この要素には Money 要素が含まれます。
    UpsideQuantity申請需要を超えてサプライヤが提供できる在庫の数量が含まれます。この要素には、UnitOfMeasure 要素と quantity 属性が含まれます。この数量は、ReplenishmentTimeSeries@type = “forecastConfirmation” である場合にのみ指定する必要があります。
    IdReferenceID 参照を定義します。識別子/ドメインのペアは、それぞれの取引先との取引関係 (バイヤー企業およびサプライヤ) において一意であることが必要です。
    Extrinsicこのオブジェクトに関連する追加情報。

    TimeSeriesDetails の例を次に示します。

    19.4 QualityNotificationRequest

    QualityNotificationRequest 要素は、注文書または出荷通知の明細に関連付けられた 1 つまたは複数の問題の品質通知を定義します。バイヤーまたはサプライヤは、相互に品質通知を送信できます。コードを使用して、問題または不具合の種類に応じて各明細を分類します。問題または不具合の詳細には、原因、タスク、アクティビティ、コード、コードグループ、および説明を含めることができます。QualityNotificationRequest の構造は次のようになります。

    QualityNotificationRequest には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityNotificationRequestHeader
    (必須)
    含まれているすべての問題品目に共通する、当該品質通知依頼についての情報が含まれます。
    QualityNotificationRequestItem問題品目の詳細が含まれます。

    19.4.1 QualityNotificationRequestHeader

    QualityNotificationRequestHeader 要素には、含まれるすべての問題品目に共通するこの品質通知依頼に関する情報が含まれます。QualityNotificationHeader には次の属性があります。

    属性説明
    requestID
    (必須)
    品質通知のネットワークハブドキュメント番号。
    externalRequestID品質通知の ERP ドキュメント番号。
    requestDate
    (必須)
    品質検査依頼の日時。
    requestVersion現在の operation が「update」の場合は、このドキュメントのバージョン番号。
    operation実行される操作です。使用可能な値は、次のとおりです。
    ● new – 新しい品質通知を作成します。
    ● update – 既存の品質通知を更新します。DocumentReference要素は、元の品質通知を参照します。
    statusドキュメントの現在の状況。使用可能な値は次のとおりです。draft、new (初期値)、in-process、completed、postponed、canceled、および closed。
    discoveryDate問題が発見された日時。
    serialNumber問題のある商品のシリアル番号。
    returnDate問題のある商品が返品された日付。
    returnAuthorizationNumber品目の返品確認番号情報。
    itemCategory問題が外注サプライヤで発生した場合は、subcontract に設定します。
    minimumRequiredTasksこの品質通知を終了するために必要なタスクの最小数。status が”closed” のときにのみ評価されます。
    minimumRequiredActivitiesこの品質通知を終了するために必要な作業の最小数。status が”closed” のときにのみ評価されます。
    minimumRequiredCauses問題を完了するために必要な原因の最小数。この属性が問題レベルに存在していない場合にのみ評価されます。

    QualityNotificationRequestHeader には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    DocumentReference以前の QualityNotificationRequest への参照。operation が「update」である場合は、DocumentReference が必要で、元の QualityNotificationRequest を参照する必要があります。
    QualityInspectionRequestReference品質検査依頼への参照。この参照には、品質検査依頼の payloadID または DocumentNumber および DocumentDate を含めることができます。これは、品質検査の結果が成功とならず、品質通知が品質検査依頼を参照して作成される場合に使用されます。
    QNCode以下のいずれかのドメインで品質通知を定義します。
    ● コードグループなしの品質通知の 「type」
    ● 「subject」(カテゴリ) グループおよびコード
    ● この品質通知の「reason」
    ● この品質通知の「revision」(operation=”update” の場合)「QNCode [489 ページ]」を参照してください。
    ShipTo品目に関連する納入先住所 (参照されたオーダーまたは出荷通知とは異なる場合)。
    BillTo品目に関連する請求先住所 (参照されたオーダーまたは出荷通知とは異なる場合)。
    Shipping品目に関連する納入先住所 (参照されたオーダーまたは出荷通知とは異なる場合)。
    ContactbuyerParty、sellerParty、senderBusinessSystemID、senderParty、receipientParty、またはcomponentSupplier などの関連する連絡先。
    QNNotes
    (必須)
    品質通知のコメントおよび添付ファイルを定義します。「QNNotes [490 ページ]」を参照してください。
    Priority
    (必須)
    品質通知の優先度。
    RequestedProcessingPeriod処理が必要とされる期間。「RequestedProcessingPeriod [491 ページ]」を参照してください。
    MalfunctionPeriod品目がこの問題を示した期間。「MalfunctionPeriod [491 ページ]」を参照してください。
    ReferenceDocumentInfo品質通知が報告される注文書または出荷通知への参照。通知は単一の品目に対してのみ送信されます。参照されるドキュメントなしで品質通知を送信し、代わりにその他の要素に関連情報を含めることができます。「ReferenceDocumentInfo [132 ページ]」を参照してください。
    ItemInfo
    (必須)
    商品に関する情報が含まれます。
    Batch1 回の生産実行で生産される品目または製品のバッチ情報が含まれます。
    ComplainQuantityクレーム数量が含まれます。「ComplainQuantity [491 ページ]」を参照してください。
    ReturnQuantity返品された数量が含まれます。
    QualityNotificationTask品質通知のタスク詳細情報が含まれます。「QualityNotificationTask[492 ページ]」を参照してください。
    QualityNotificationActivity品質通知のアクティビティ詳細情報が含まれます。「QuDlit\NotificDtion$ctivit\ [493 ページ]」を参照してください。
    AssetInfo明細の単位あたりの詳細な資産情報。「AssetInfo [332 ページ]」を参照してください。
    Extrinsicこのドキュメントに関連する追加情報を含みます。
    19.4.1.1 QualityInspectionRequestReference

    品質検査依頼への参照。この参照には、品質検査依頼の payloadID または DocumentNumber および DocumentDate を含めることができます。これは、品質検査の結果が成功とならず、品質通知が品質検査依頼を参照して作成される場合に使用されます。
    QualityInspectionRequestReference には次の属性があります。

    属性説明
    inspectionID品質検査依頼ドキュメントの ID。
    inspectionDate品質検査依頼ドキュメントが作成された日時。

    QualityInspectionRequestReference には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    DocumentReference品質検査依頼ドキュメントへの参照を提供します。

    次の例は、QualityInspectionRequestReference 要素を示しています。

    19.4.1.2 QNCode

    QNCode 要素には、さまざまなドメインの品質通知コードおよびそれらの説明が含まれます。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    domain
    (必須)
    この値が意味を持つドメイン。認識されるドメインには、次のものがあります。
    ● type – 品質通知の種類 (コードグループなし)。
    ● subject – 品質通知の件名 (カテゴリ)。
    ● reason – 問題の理由。
    ● task – 品質通知のタスク。
    ● activity – 品質通知のアクティビティ。
    ● defect – 品質通知の問題。
    ● defectLocation – 品質通知の問題の発生エリア(QualityNotificationRequestItem でのみ使用)。
    ● cause – 品質通知の原因。
    ● revision – 品質通知の改訂。
    codeGroupコードグループの名前。
    codeGroupDescriptionコードグループの説明。
    code
    (必須)
    品質通知コード。
    codeDescription
    (必須)
    品質通知コードの説明。
    19.4.1.3 QNNotes

    QNNotes 要素は、品質通知の件名コード、説明、および添付ファイルを定義します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    user
    (必須)
    メッセージを作成したユーザーのユーザー名またはユーザー ID。
    createDate
    (必須)
    メッセージのタイムスタンプ。

    QNNotes には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QNCodeメッセージの種類を識別するコード。その domain は “subject” です。
    Description
    (必須)
    品質通知の説明を提供します。
    Attachmentこのメッセージに添付されているファイル。
    19.4.1.4 RequestedProcessingPeriod

    RequestedProcessingPeriod 要素は、この問題を処理する期間を表します。以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Period
    (必須)
    問題を処理するための開始時間と終了時間。
    19.4.1.5 MalfunctionPeriod

    MalfunctionPeriod 要素は、この問題が存在している品目の期間を指定します。以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Period
    (必須)
    この問題の開始日と終了日を定義します。
    19.4.1.6 ComplainQuantity

    ComplainQuantity 要素は、クレームの対象となる品目の数量を指定します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    quantity
    (必須)
    クレームの対象となる品目の数量。

    ComplainQuantity には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    UnitOfMeasure
    (必須)
    数量の数量単位。数量単位の共通コードである UN/CEFACT 単位に準拠している必要があります。参照資料 www.unece.org/cefact/codesfortrade/codes_index.html を参照してください。
    19.4.1.7 QualityNotificationTask

    QualityNotificationTask 要素は、品質通知に関連付けられたタスクを定義します。タスクは、通知内で計画および組織的な側面を説明するものです。タスクを使用して、さまざまなユーザーが協力して通知を処理する方法を計画できます。QualityNotificationTask には次の属性があります。

    属性説明
    taskId
    (必須)
    タスクの番号。
    status実行したこのタスクの現在の状況。使用可能な値は次のとおりです。
    ● new (通常設定)
    ● in-process
    ● complete
    ● close
    close 状況は、タスクが終了したとみなされる最後の手順です。
    completedDateタスクが完了した日時。
    completedByこのタスクを完了したユーザーのユーザー ID。
    processorIdこのタスクを担当するユーザーまたは組織の ID。サプライヤの場合は、ユーザー ID またはネットワークハブ ID になることがあります。
    processorNameこのタスクを担当するユーザーまたは組織の名前。サプライヤの場合、この値がユーザー名または会社名であることがあります。
    processorTypeプロセッサの種類。使用可能な値は次のとおりです。
    ● customer
    ● supplier
    ● customerUser

    QualityNotificationTask には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QNCodeドメイン「task」のコード。
    OwnerInfoこのタスクの所有者に関する情報を含みます。
    Descriptionこのタスクについて説明するテキスト。
    Periodこのタスクを処理する予定開始および終了時間。
    Extrinsicこのタスクに関連する追加情報を含みます。
    19.4.1.8 QualityNotificDtionActivity

    QualityNotificationActivity 要素は、品質通知アクティビティを定義します。この要素は、誰かが通知の問題を解決する過程で実行したアクティビティを文書化します。品質通知アクティビティを使用して、品質通知タスクの進捗状況をレポートできます。QualityNotificationActivity には次の属性があります。

    属性説明
    activityId
    (必須)
    アクティビティの番号。
    isCompletedアクティビティが完了した場合には、yes に設定します。

    QualityNotificationActivity には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QNCodeアクティビティの種類を定義するグループおよびコード。
    OwnerInfoこのアクティビティの所有者に関する情報を含みます。
    Descriptionこのアクティビティについて説明するテキスト。
    Periodアクティビティの開始時間と終了時間。
    Extrinsicこのアクティビティに関連する追加情報を含みます。

    19.4.2 QualityNotificationRequestItem

    QualityNotificationRequestItem 要素には、品質通知のための問題品目の詳細が含まれます。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    defectId
    (必須)
    問題の番号。
    defectCountこの品質通知品目の問題の数量。
    isCompletedすべてのアクティビティおよびタスクが完了した場合は yes に設定します。
    completedDate品質通知品目が完了した日時。
    minimumRequiredTasksこの問題を完了するために必要なタスクの最小数。isCompleted が真のときにのみ評価されます。
    minimumRequiredActivitiesこの問題を完了するために必要な作業の最小数。isCompleted が真のときにのみ評価されます。
    minimumRequiredCausesこの問題を完了するために必要なタスクの最小数。isCompleted が真のときにのみ評価されます。

    QualityNotificationRequestItem には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QNCodedomain が「defect」のコードは、問題のカテゴリ/サブカテゴリを表します。domain が「defectLocation」のコードは、問題の発生エリアを表します。問題の場所コードは、1 品目につき 1 つのみ指定できます。「QNCode [489 ページ]」を参照してください。
    OwnerInfoこの問題の所有者に関する情報を含みます。「OwnerInfo [496 ページ]」を参照してください。
    Descriptionこの問題について説明するテキスト。
    Periodこの問題を処理する予定開始時間および終了時間。
    AdditionalQNInfo品番 (顧客またはサプライヤ)、バッチ情報、その他の情報などの品質通知に関する追加情報を提供します。「AdditionalQNInfo [497 ページ]」を参照してください。
    QualityNotificationTaskこの品目を処理するために必要なタスク。「QualityNotificationTask [492 ペ
    ージ]」を参照してください。
    QualityNotificationActivityこの品目を処理するために必要なアクティビティ。「QualityNotificationActivity [493 ページ]」を参照してください。
    QualityNotificationCause
    (必須)
    この品目に含まれる問題の原因。「QualityNotificationCause [498 ページ]」を参照してください。
    AssetInfo明細の単位あたりの詳細な資産情報。「AssetInfo [332 ページ]」を参照してください。
    Extrinsicこの問題に関連する追加情報を含みます。
    19.4.2.1 OwnerInfo

    OwnerInfo 要素は、問題、タスク、原因、またはアクティビティの所有者情報を記述します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    owner
    (必須)
    要素の所有者。この属性は、userId を含む必要があります。
    role
    (必須)
    所有者の役割。使用可能な値は customer または supplier です。
    19.4.2.2 AdditionalQNInfo

    AdditionalQNInfo 要素は、品番 (顧客またはサプライヤ)、バッチ情報、その他の情報などの品質通知に関する追加情報を提供します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    lineNumber
    (必須)
    AdditionalQNInfo の明細番号を表します。

    AdditionalQNInfo には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ItemIDサプライヤの品番および顧客の品番を表します。プラントの所在地を説明するには、要素 IdReference の domain 属性を”buyerLocationID”、”supplierLocationID”、または”storageLocation” に設定し、identifier を plantID に設定する必要があります。
    Batch顧客およびサプライヤのバッチ情報を取得します。
    Extrinsicこの要素に関連するすべての追加情報を含みます。

    以下の例は、AdditionalQNInfo 要素の使用例です。

    19.4.2.3 QualityNotificationCause

    QualityNotificationCause 要素は、品質通知の原因を定義します。この要素には、次の属性があります。

    属性説明
    causeId
    (必須)
    原因の番号。

    QualityNotificationCause には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QNCode原因の種類を定義するグループおよびコード。
    OwnerInfoこの原因の所有者に関する情報を含みます。
    Descriptionこの原因について説明するテキスト。
    Extrinsicこの原因に関連する追加情報を含みます。

    19.4.3 品質通知の例

    この項では、サプライヤおよびバイヤーによって作成される品質通知の例を示します。

    19.4.3.1 サプライヤによって作成された品質通知

    注文書参照が含まれる品質通知

    コピーの注文書参照が含まれる外注ケースの品質通知

    出荷通知参照が含まれる外注ケースの品質通知

    19.4.3.2 バイヤーによって作成された品質通知

    注文書参照が含まれる品質通知

    出荷通知参照を使用した品質通知

    19.5 QualityInspectionRequest

    QualityInspectionRequest 要素は、プラントにおける特定量の品目を調べるための依頼を表します。バイヤーは、バイヤーが購入した商品について QualityInspectionRequest をサプライヤに送信できます。品質検査プロセスでは、サプライヤが検査ロットで事前定義されている仕様を使用して、品目または製品を検査します。検査結果には、品目または製品の現在の品質のみが文書化されますが、この情報は品質管理 (今後のプロセスの最適化など) にも役立ちます。QualityInspectionRequest の構造は次のようになります。

    QualityInspectionRequest には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityInspectionRequestHeader
    (必須)
    品質検査全体に関連するデータが含まれます。これには、パートナー、所在地、参照ドキュメント、および明細情報に関するデータが含まれます。
    QualityInspectionRequestDetail
    (必須)
    品質検査依頼に関する詳細が含まれます。

    QualityInspectionRequest の例を次に示します。

    19.5.1 QualityInspectionRequestHeader

    QualityInspectionRequestHeader 要素には、品質検査依頼に関する共通情報が含まれます。QualityInspectionRequestHeader には次の属性があります。

    属性説明
    requestID
    (必須)
    品質検査依頼のネットワークハブドキュメント番号。
    requestDate
    (必須)
    品質検査依頼の日時。
    operation実行される操作です。使用可能な値は、次のとおりです。
    ● new (通常設定) – 品質検査依頼を新規作成します。
    ● update – 既存の品質検査依頼を更新します。
    ● delete – 既存の品質検査依頼をキャンセルします。
    update および delete 操作の場合、DocumentReference 要素は元の品質検査依頼を示します。
    version現在の operation が update の場合は、このドキュメントのバージョン番号。新しいQualityInspectionRequest のバージョンは 1 です。更新により、バージョンは 2、3、4 のように増加します。
    createdBy品質検査依頼を作成したユーザー。

    QualityInspectionRespectHeader には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    DocumentReference以前の品質検査依頼への参照。QualityInspectionRequestHeader@operation が “update” である場合、同じ品質検査プロセスでは、DocumentReference は必須であり、これは元のQualityInspectionRequest ドキュメント(QualityInspectionRequest@operation の値が “new”) を参照する必要があります。属性 QualityInspectionRequestHeader@operation が “delete” である場合、同じ品質検査プロセスでは、DocumentReference は必須であり、これは元のQualityInspectionRequest ドキュメント(QualityInspectionRequest@operation の値が “new” または “update”) を参照する必要があります。
    IdReferenceコードおよび説明で指定された検査の種類。domain は “inspectionType”、identifier は検査の種類のコードです。
    ShipTo参照される注文書または入庫に関連しない場合は、明細の任意設定の納入先住所。
    BillTo参照される注文書または入庫に関連しない場合は、明細の任意設定の請求先住所。
    ContactbuyerParty、sellerParty、senderBusinessSystemID、senderParty、receipientParty、またはcomponentSupplier などの関連する連絡先。
    Period品質検査依頼の開始日と終了日。
    Priority品質検査の優先度。
    ReferenceDocumentInfo品質検査依頼がレポートされる注文書または入庫への参照。品質検査依頼は、1 つの明細のみに関与します。「ReferenceDocumentInfo [132 ページ]」を参照してください。
    ItemInfo商品に関する情報が含まれます。
    SampleDefinitionサンプルサイズが含まれます。「SampleDefinition [512 ページ]」を参照してください。
    Batch顧客およびサプライヤのバッチ情報を取得します。
    QualityInfo明細の品質情報の表示が含まれます。「QualityInfo [175 ページ]」を参照してください。
    AssetInfo明細の単位あたりの詳細な資産情報。「AssetInfo [332 ページ]」を参照してください。
    Commentsこの品質検査依頼に関連付けられたコメントが含まれます。
    Extrinsicこの品質検査依頼に関連するすべての追加情報が含まれます。
    19.5.1.1 SampleDefinition

    SampleDefinition 要素は、検査で使用されるサンプルを定義します。SampleDefinition には次の属性があります。

    属性説明
    sampleSize必要なサンプルの数。
    sampleTypeサンプルの種類。使用可能な値は次のとおりです。
    ● samplingProcedure – マスタ検査の特徴がタスク一覧または品目仕様 (品目仕様ありの検査では任意設定) で使用される場合に、サンプリング手順を割り当てる必要があります。
    ● additiveSample – サンプルの計算時に、部分サンプルのサイズがこの特徴の検査で必要な数量ずつ増加します。
    ● destructiveSample – 検査後にサンプルを破棄する必要があります。これにより、このサンプルは今後使用できなくなります。この数量は、サンプルに対する公募イベントの提案数量として使用決定で使用されます。
    ● spcCharacteristic – 統計プロセス制御チャートを実行する必要があります。

    19.5.2 QualityInspectionRequestDetail

    QualityInspectionRequestDetail 要素には、品質検査依頼に関する詳細が含まれます。QualityInspectionRequestDetail には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityInspectionCharacteristic
    (必須)
    何を検査すべきかについて説明する品質の特徴を表します。「QualityInspectionCharacteristic [513 ページ]」を参照してください。
    19.5.2.1 QualityInspectionCharacteristic

    注意
    cXML 仕様書の日本語版では characteristic という英語を下記のとおり「特徴」と訳していますが、その意味を考慮すると本来は「固有値」とすべきです。ここでは仕様書の訳を踏襲して「特徴」としますが、これは事物に付与して判別に用いる「固有値」と理解してください。

    QualityInspectionCharacteristic 要素は、検査対象について説明する検査の特徴を表します。QualityInspectionCharacteristic には次の属性があります。

    属性説明
    characteristicID
    (必須)
    特徴(固有)の番号。この属性と operationNumber の組み合わせは一意である必要があります。
    operationNumber
    (必須)
    検査処理。この属性と characteristicID の組み合わせは一意である必要があります。
    workCenterワークセンタ番号。
    procedureサンプルサイズが計算される方法および検査の特徴に値が割り当てられる方法を指定するテキスト値。
    isLocked特徴をロックし、これ以上の評価を許可しない場合は yes に設定します。
    allowDefectRecording問題の記録を許可する場合は yes に設定します。結果の記録中に検査の特徴が却下された場合は、特徴の問題を記録するための機能が自動的に呼び出されます。
    characteristicTypeバイヤーは、検査の特徴を使用して、品目、パーツ、および製品の検査基準を記述します。これにより、バイヤーは、検査を体系的、均一的、かつ経済的に計画できるようになります。検査依頼には、さまざまな種類の特徴 (必須、任意設定、または条件付き) を含めることができます。以下の値のいずれかを指定します。
    ● required – 検査判定の作成には、この特徴の検査は必須です。
    ● optional – この特徴の検査は、検査判定の作成に必要ありません。
    ● afterAccept – この条件付き検査の特徴は、前の必須の特徴が承認された場合に検査される必要があります。
    ● afterRejection – この条件付き検査の特徴は、前の必須の特徴が却下された場合に検査される必要があります。
    isQuantitativeこの特徴で数値計測が使用される場合は yes に設定します。そうでない場合、この特徴では、数値以外の定性的計測が使用されます。
    recordingTypeこの特徴の評価をどのように送信するかを示します。
    ● singleResult – 検査の特徴ごとの単一値。
    ● summarizedRecording – 検査の特徴ごとの集計値。
    ● noCharacteristicRecording – 特徴レコードなし。
    ● classedRecording – 検査の特徴ごとの分類値。
    expirationDate特徴の有効期限。
    inspectionPoint備品、機能場所、物理的なサンプル、または本稼働の検査ポイントの種類。これらの検査ポイントの種類は、必要に応じて、ユーザー仕様で個別に割り当てることができます。
    version特徴のバージョン。特徴の任意の属性が変更された場合、ERP によって、その特徴の別のバージョンが生成されます。
    isAdHoc特徴が参照ドキュメントに存在せず、追加評価であるかどうかを示します。

    QualityInspectionCharacteristic には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    Description品質検査依頼の説明。
    IdReferenceバイヤーの特徴、サプライヤの特徴、検査方法、および追加情報のコードおよび説明を記述します。使用可能な domain 値は次のとおりです。
    ● buyerInspectionCode – 顧客の特徴
    ● supplierInspectionCode – サプライヤの特徴
    ● inspectionMethod – 検査方法
    ● additionalInfo – 追加情報
    AllowedValuesこの特徴の評価時に許可される値。
    ExpectedResultこの特徴の想定結果。これは、特徴別に適合および不適合サンプルを計算するために使用されます。「ExpectedResult [516 ページ]」を参照してください。
    SampleDefinitionサンプルサイズおよびサンプルの種類が含まれます。
    Commentsこの特徴に関連付られたコメントが含まれます。
    Extrinsicこの特徴に関連するすべての追加情報が含まれます。

    次の例は、QualityInspectionCharacteristic 要素を示しています。

    19.5.2.1.1 AllowedValues

    AllowedValues 要素には、検査の特徴の評価中に許可される値が含まれます。AllowedValues には次の属性があります。

    属性説明
    type値の種類。使用可能な値は次のとおりです。
    ● numeric
    ● decision
    ● choice

    AllowedValues には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    PropertyValueプロパティを評価するための値が含まれます。PropertyValue を使用して、有効値の数量単位を特徴ごとに指定することができます。次の例は、特徴の数量単位を指定した AllowedValues を示します。
    19.5.2.1.2 ExpectedResult

    ExpectedResult 要素には、計測の想定結果が含まれます。これは、特徴別に適合および不適合サンプルを計算するために使用されます。ExpectedResult には次の属性があります。

    属性説明
    targetValue計測のターゲット値。
    valuePrecision結果に含める小数点以下桁数を指定する整数。
    qualitativeValue定性的評価の想定結果を送信するための数値以外の値 (文字列)。

    ExpectedResult には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    MinimumLimit指定可能な最小値。
    MaximumLimit指定可能な最大値。
    PropertyValueプロパティの値が含まれます。定性的評価の想定結果を送信するために使用されます。

    ExpectedResult の例を次に示します。

    次の例は、想定される定性的結果が Green、Blue、および Yellow である ExpectedResult を示します。

    19.6 QualityInspectionResultRequest

    QualityInspectionResultRequest 要素には、品質検査で指定されたすべての特徴の評価を含む、品質検査依頼のサプライヤ結果が含まれます。QualityInspectionResultRequest の構造は次のようになります。

    QualityInspectionResultRequest には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityInspectionResultRequestHeader
    (必須)
    品質検査結果に関する共通情報が含まれます。
    QualityInspectionResultRequestDetail
    (必須)
    品質検査結果に関する詳細が含まれます。

    QualityInspectionResultRequest の例を次に示します。

    19.6.1 QualityInspectionResultRequestHeader

    QualityInspectionResultRequestHeader 要素には、品質検査結果に関する共通情報が含まれます。QualityInspectionResultRequestHeader には次の属性があります。

    属性説明
    resultID
    (必須)
    品質検査結果のネットワークハブドキュメント番号。
    resultDate
    (必須)
    品質検査結果の日時。
    versionドキュメントのバージョン。
    createdBy品質検査結果を作成したユーザー。

    QualityInspectionResultRequestHeader には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityInspectionRequestReference
    (必須)
    品質検査依頼への参照。これは、品質検査依頼の payloadID または inspectionID および inspectionDate に含めることができます。「QualityInspectionRequestReference [520 ページ]」を参照してください。
    Batch顧客およびサプライヤのバッチ情報を取得します。
    Commentsこの品質検査結果依頼に関連付けられたコメントが含まれます。
    QualityInspectionQuantity品質検査中の在庫の数量。「QualityInspectionQuantity [520 ページ]」を参照してください。
    AssetInfo明細の単位あたりの詳細な資産情報。「AssetInfo [332 ページ]」を参照してください。
    Extrinsicこの品質検査結果依頼に関連するすべての追加情報が含まれます。
    19.6.1.1 QualityInspectionRequestReference

    QualityInspectionRequestReference 要素は、品質検査依頼ドキュメントの ID を定義します。 QualityInspectionRequestReference には次の属性があります。

    属性説明
    inspectionID品質検査依頼ドキュメントの ID。
    inspectionDate品質検査依頼ドキュメントが作成された日時。

    QualityInspectionRequestReference には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    DocumentReference以前の品質検査依頼への参照。
    19.6.1.2 QualityInspectionQuantity

    品質検査中の在庫の数量。検査ロット数量は、QualityInspectionResult の検査済み数量に基づいて、サプライヤによって入力されることがあります。通常はバイヤーによって送信されますが、そうでない場合は、契約製造メーカーが検査ロットに基づいてこの数量を提供できます。QualityInspectionQuantity には次の属性があります。

    属性説明
    quantity検査中の数量。

    QualityInspectionQuantity には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    UnitOfMeasure製品を梱包または出荷する方法を記述します。数量単位の共通コードである UN/CEFACT 単位に準拠している必要があります。参照資料 www.unece.org/cefact/codesfortrade/codes_index.html を参照してください。

    次の例は、QualityInspectionQuantity 要素を示しています。

    19.6.2 QualityInspectionResultRequestDetail

    QualityInspectionResultRequestDetail 要素には、品質検査結果に関する詳細が含まれます。QualityInpsectionResultRequestDetail には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityInspectionValuation
    (必須)
    検査依頼の特徴の評価が含まれます。「QualityInspectionValuation [521 ページ]」を参照してください。
    19.6.2.1 QualityInspectionValuation

    QualityInspectionValuation 要素には、検査依頼で指定された特徴の評価が含まれます。QualityInspectionValuation には次の属性があります。

    属性説明
    valuationID
    (必須)
    評価の番号。
    characteristicID
    (必須)
    特徴 ID 番号。この属性と operationNumber の組み合わせは一意である必要があります。
    operationNumber
    (必須)
    検査処理番号。この属性と characteristicID の組み合わせは一意である必要があります。
    workCenterワークセンタ番号。
    meanValue評価の平均値。
    aboveTolerance許容範囲を上回るサンプル数。
    belowTolerance許容範囲を下回るサンプル数。
    inspectedQuantity検査済みのサンプル数。
    nonConformance許容範囲を上回るサンプル数と下回るサンプル数の合計。この値は、サプライヤが
    aboveTolerance 値、または belowTolerance 値を指定すると自動的に計算されます。そうでない場合、サプライヤは nonConformance 値を指定できます。
    deviation標準偏差値。
    varianceこの特徴の有効な計測値の差異。評価が計算式に基づく計算された特徴に適用されます。
    numberOfDefectsこの評価における問題の数。
    serialNumber検査対象の単位の単一単位番号。
    inspectionDate特徴検査の日付。
    isAdHoc特徴が参照ドキュメントに存在せず、追加評価であるかどうかを示します。

    QualityInspectionValuation には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualitySampleResult
    (必須)
    検査済みサンプルごとの評価。「QualitySampleResult [523 ページ]」を参照してください。
    ValueGroup
    (必須)
    この評価のコードおよびコードグループをサポートするための構造。
    Description評価の説明。
    Extrinsicこの評価に関連するすべての追加情報が含まれます。

    次の例は、いくつかの QualityInspectionValuation 要素を示しています。

    19.6.2.1.1 QualitySampleResult

    検査された各サンプルの評価が含まれます。QualitySampleResult には次の属性があります。

    属性説明
    sampleID評価におけるサンプル番号。
    unitValueサンプルの値。
    physicalSampleNumberサンプルが取得されたときのサンプルの一意の番号。

    QualitySampleResult には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    PropertyValueQualityInspectionCharacteristic で AllowedValues@type が”choice” の場合の評価の結果。
    PropertyValue@Characteristic を使用して、各QualityInspectionValuation の数量単位を指定できます。

    次の例は、QualitySampleResult を示しています。

    19.7 QualityInspectionDecisionRequest

    QualityInspectionDecisionRequest 要素には、サプライヤによってすべての物理的なサンプルに値が割り当てられ、検査が完了したことを確認する、バイヤーからの依頼が含まれます。この要素は、検査された商品の使用決定を提供します。QualityInspectionDecisionRequest の構造は次のようになります。

    QualityInspectionDecisionRequest には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    QualityInspectionDecisionDetail
    (必須)
    品質検査判定からの情報が含まれます。「QualityInspectionDecisionDetail [525ページ]」を参照してください。

    QualityInspectionDecisionRequest の例を次に示します。

    19.7.1 QualityInspectionDecisionDetail

    QualityInspectionDecisionDetail 要素には、検査結果の参照、品質数量の詳細、使用決定などの品質検査判定からの情報が含まれます。QualityInspectionDecisionDetail には次の属性があります。

    属性説明
    decisionID
    (必須)
    品質検査判定依頼のネットワークハブドキュメント番号。
    decisionDate
    (必須)
    品質検査判定依頼の日時。
    status使用決定の状況。利用可能な値は “accepted” または “rejected” です。
    qualityScoreこの検査判定の品質評価。
    createdBy品質検査判定依頼を作成したユーザー。

    QualityInspectionDecisionDetail には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    (QualityInspectionResultReference | QualityInspectionRequestReference | ShipNoticeReference | ReceiptReference)
    (必須)
    いずれかの参照要素を入力します。
    ● QualityInspectionResultReference – 物理的なサンプルに値が割り当てられ、検査が完了したことを確認する検査結果への参照。この参照には、検査結果の payloadID または DocumentNumber およびDocumentDate を含めることができます。「QualityInspectionResultReference [526 ページ]」を参照してください。
    ● QualityInspectionRequestReference – 品質検査依頼への参照。この参照には、品質検査依頼の payloadID またはDocumentNumber および DocumentDate を含めることができます。「QualityInspectionRequestReference [520 ページ]」を参照してください。
    ● ShipNoticeReference – 出荷通知申請への参照。この参照には、出荷通知申請の payloadID または DocumentNumber およびDocumentDate を含めることができます。
    ● ReceiptReference – 受領申請への参照。この参照には、受領申請のpayloadID または DocumentNumber および DocumentDate を含めることができます。
    QualityInspectionLotStock
    (必須)
    在庫通知の結果に関する情報が含まれます。たとえば、ERP からの廃棄数量または利用可能数量を含めることができます。「QualityInspectionLotStock [527 ページ]」を参照してください。
    ValueGroup検査判定のコードおよびコードグループをサポートするための構造。
    Description品質検査判定の説明。
    Extrinsicこの検査判定に関連するすべての追加情報が含まれます。

    QualityInspectionDecisionDetail の例を次に示します。

    19.7.1.1 QualityInspectionResultReference

    QualityInspectionResultReference 要素は、品質検査結果ドキュメントの ID を定義します。QualityInspectionResultReference には次の属性があります。

    属性説明
    inspectionID品質検査結果ドキュメントの ID。
    inspectionDate品質検査結果ドキュメントが作成された日時。

    QualityInspectionResultReference には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    DocumentReference以前の品質検査結果への参照。
    19.7.1.2 QualityInspectionLotStock

    QualityInspectionLotStock 要素は、品質管理モジュール内の検査ロットからの在庫数量の掲示を表します。検査ロットは、プラントで特定量の品目を調べる正式な依頼です。QualityInspectionLotStock には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    UnrestrictedUseQuantity利用可能在庫として掲示する在庫の数量。利用可能在庫は、プラント/保管場所で常に利用できる実在庫であり、在庫移動で消費でき、資材所要量計画で使用できます。
    ScrapQuantity廃棄として掲示する在庫の数量。品目の廃棄は、品目が構成品目である場合に製造中に発生すると思われます。
    SampleUsageQuantityサンプルの使用在庫とし掲示する在庫の数量。
    BlockedQuantity保留在庫として掲示する在庫の数量。保留在庫は、利用可能在庫としてカウントされず、資材所要量計画では使用できません。
    NewMaterialQuantity新規品目として掲示する在庫の数量。
    ReserveQuantity予約在庫として掲示する在庫の数量。
    ReturnQuantity返品された検査ロット内の在庫の数量。

    19.8 ApprovalRequest

    ApprovalRequest ドキュメントは、バイヤーの許容範囲を超える明細値を含むオーダー確認の承認通知をバイヤーが送信するために使用する Request のタイプです。バイヤーは、注文書を承認、却下、または承認して更新することができます。ヘッダーには元の ConfirmationRequest ドキュメントへの参照が含まれており、これにより元の注文書を参照します。ApprovalRequest を使用して、以下のフローをサポートできます。

  • サプライヤは、許容範囲外の明細確認を含む ConfirmationRequest を作成します。バイヤーのビジネスルールに基づいて、ネットワークハブは ConfirmationRequest を処理しますが、バイヤーの外部システム (ERP など)には送信しません。代わりに、ネットワークハブは ApprovalRequest をバイヤーの外部システムに送信します。
  • ネットワークハブ Web サービスを介して、バイヤーは 1 つまたは複数の明細の許容範囲外のOrderConfirmation を承認または却下します。ネットワークハブは ApprovalRequest をサプライヤおよびバイヤーの外部システムに送信します。

    ApprovalRequest の構造は次のようになります。

    ApprovalRequest には以下の要素が含まれます。

    要素説明
    ApprovalRequestHeader
    (必須)
    承認申請全体に関連するデータが含まれます。これには、承認の種類、日付、参照ドキュメントに関するデータが含まれます。
    AcceptanceItem | ApprovalItem承認申請には、1 件または複数の受入明細を含めることができます。受入明細は、明細の特定の承認に関する詳細を提供します。

    注記
    ApprovalItem 要素は推奨されていません。

    次の例は、サプライヤからの ApprovalRequest を示します。

    次の例は、バイヤーからの ApprovalRequest を示します。