UOM

UOM(Unit Of Measure)とは国際連合欧州経済委員会(UNECE: United Nations Economic Commission for Europe)が定めた事物の単位に関する規定です。

身近な話で具体例を挙げると、我々が「水を一杯ください」と表現する場合、これが相手には全く同じ理解で認識されるでしょうか?相手によってはコップ一杯(そもそもこの日本語の「一杯」という表現は非常に曖昧)の水を持ってくるかもしれないし、相手によってはバケツ一杯の水を持ってくるかもしれません。このような「数量につき共通認識に基づき理解するための単位規定」がUOMです。

加えていえば、相手によっては水道水だったり池の水だったりするでしょう。飲もうと思っていた人には川の水は「それが欲しかったわけではない」となるでしょう。そのように「何」を明確に表現する規定が別章で述べたUNSPSCです。

UNECEによるUOM一覧表は下記のURLでダウンロードできます。

  https://unece.org/trade/cefact/UNLOCODE-Download

UOMの一例

UOMは商取引に直接使われるもの意外(例:原子物理学の原子の数え方など)にも及んで多岐に渡る単位が規定されていますが、その中でも電子商取引に頻繁に使われる単位の一例を抜粋して下記に示します。

単位表現の対象実世界での単位表現UOMでの単位表現
eachEA
キログラムkilo gram / kgKGM
容器なども含めた重量(キログラム)net kilogram58
容器などを含めない重量(キログラム)gross kilogramE4
容器などを含めない重量(ガロン)gross gallonGN
1ダースdozen pieceDPC
1ダースのペアdozen pairDPR
1ダースのロールdozen rollDRL

上記の例でわかるように、1ダースといってもそれが個別に存在するもの(例:お鍋)なのか、セットになっているのが1単位と数えられるべきもの(例:お箸)か、はたまたロールの状態であるもの(例:キッチンペーパー)なのかなどと、文化や言語が異なっても認識に相違が出ないように細かく細分化されて定義されています。

実運用上でよく使われる(実際は単位を指定するのが面倒で手抜きをしている)のが筆頭にあげた「EA」です。日本語で言うと「個」です。送り手と受け取り手でまず認識の相違が生じないだろうという製品についてはよく「EA」を使います。