Electrical Work

第二種電気工事士

 2021年10月24日に第二種電気工事士の筆記試験を受けてきました。今後に個人宅やマンション・アパートといった不動産物件を自分でリノベーションするうえで電気配線工事を行う場合に電気工事士の資格が必要です。




 ともすれば気軽に行ってしまいそうな自宅の「電気のスイッチ交換」や「簡単な配線工事」なども、使用する部材を間違えたり施工にミスがあると火災を生じかねないので資格を持った電気工事士が行う必要があります。なお、筆記試験の勉強には下記の本を買って勉強しました。

 いちおう理系の受験をしてきたので、オームの法則や合成インピーダンス・リアクタンス・キャパシタンスなどの工学的な理屈はなんとか理解を取り戻せましたが、部材に定められた規格(例えば、1.6mmの電線に流せる電流の上限は27アンペア など)をただ単純に覚えなくてはいけないのはキツかった。もともと暗記が苦手なこともあるが、大人になってから機械的に暗記するのはキツく感じた。せめて曲がりなりにも理屈があれば覚えられたが。そこで、試験会場に早めに行って、試験の直前に丸暗記せざるを得ない事項を瞬間的に覚えて、試験が始まったら、その暗記したことを必要とする問題を先に解いた。時間差にして15分の間だけ覚えていれば良いので。

 今年の筆記試験は例年とは出題傾向が大きく変わったように思う。交流回路に関する問題が激減し、配線図の問題は工場の配線図であった。第二種電気工事士の筆記試験合格は60点程度とのことなので、確実にできた割合を考えれば合格しているとは思うが、驚いた。結局、試験開始から1時間経過すれば途中退室できることにはなっているが、何度も見直したりした結果、私は最後まで試験会場にいた。

 筆記試験を終えて、翌日には下記の技能試験用工具を購入した。色々な工具を比較検討したが、やはりホーザンさんの工具が鉄板。




 技能試験では年度ごとにあらかじめ候補として示された13例の配線からどれかが出題され、40分の時間内に完成させなくてはいけない。1箇所でも不適切な施工があればそれで不合格になる。

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